松道流について
当流の全称は松道流護身武道(ショウドウリュウ ゴシンブドウ)といいます。当流は、松本貢兼久が松道流松武館を創設するとともに創始されました。
当流は遠祖を無比流の佐々木哲斎徳久と浅山一伝流の浅山一伝斎重晨とし、近祖を武石兼相としています。当流に伝わる主なカタは、杖、柔、剣です。ほか鎌や隼杖、隠し武器が伝わっています。
当流で伝えるワザは、タテ型の体捌きと丹田を駆使した操法です。高齢者や女性、幼子など、弱者と云われる方々の生き残りの術(すべ)も包括しています。
当流の道場訓に、大先生が残された「習いたるわざをみだりに表すな 己が命の 瀬戸際にせよ」の一文を掲げています。流派として無用な露出を控え、学び得た心技体を実学や実社会、実生活に活かすべく稽古を重ねています。
当流の道統は大先生以降、嫡男の松本保男武久が宗家と館長を継承しました。武久は晩年、大先生の直弟子である野川栄一に印可のあかしとして「相久」の武号を与え、さらに六年後に松本家嫡子立ち合いのもと、当流の宗家を相久に相伝しました。
現在、当館では相久以下、大先生の門人で武久から武号を授与された冨田と、大先生の最晩年の門人で相久から武号を授与された青山が在籍しています。