真間嘉人道久さん
真間さんは幼少の頃に松武館に入門された方で、大先生(兼久)に可愛がられた先輩です。大学時代には空手部主将として活躍され、武号を授与された後に武真会館を設立され独立されました。真間さんが武号を授与され、お祝いの席が東京で開催された時、招待を受けた大先生をはじめ数名(鈴田さん、山本さん、正木さんなど)の先輩方と私は出席しました。
十年ほど前、尚樹さんから突然「今真間さんが松武館に来ていて、私(野川)に聞きたいことがあるので真間さんに変わります」と電話がありました。真間さんの聞きたいこととは、『弟子の問いで「ホームページを開設している方は先生の先輩ですか」と尋ねられたが、私(真間)は「全く知らない方なので詳細を聞きたい」』との内容でした。私はその方の詳細をご説明したところ、真間さんは納得されました。
また、別の機会に尚樹さんから、「真間さんが大会で平塚に来ており今松武館にいるので電話を変ります」と電話が掛かってきました。真間さんから、「大会が終わったら平塚で会えないか」というお誘いの電話でした。ちょうど当日は東京に行く用事があったため丁重にお断りの説明をしました。松道流護身武道を継承しておりましたので、その旨を真間さんにご報告したところ、真間さんから「安心しました」と言っていただき、私はほっとしたことをはっきり覚えております。
あの時、大先生のお通夜の席で、大先生について語られた真間さんから「大先生は六十代でもとんぼをきっていた」、「凄かった」という言葉が今も印象に残っています。
相久 令和四年十一月
松道流 護身武道 松栄館
当流HPをご覧いただき、ありがとうございます。 当流は昭和18年、旧水戸藩士・武石謙太郎兼相居士の弟子・松本貢兼久が無比流、浅山一伝流、兼相流等諸術を総じて創設しました。身体操法の振り返りにより、日本古来のエッセンスを身につけ、実生活での向上を目指しています。
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