この道、五十年。

大先生(松道流初代宗家)との思い出です。

 私が入門(昭和56年4月)してから、先輩方より主に大先生に稽古をつけて頂きました。しばらくは、気づきませんでしたが、大先生は、手首の骨が太く、またその箇所に太く長い毛が多く生えていました。

 後でわかったことですが、松道流は、手首をつかまれる技が多く、常に手首に刺激があり、そのことで毛が太く長くなります。骨も然りです。

 稽古をしっかりしている人はそうなります。私も以前はそうでしたが、稽古をさぼると自然に元に戻ります。自戒しなければなりません。

                                    冨田石久  令和4年09月

松道流 護身武道 松栄館

当流HPをご覧いただき、ありがとうございます。 当流は昭和18年、旧水戸藩士・武石謙太郎兼相居士の弟子・松本貢兼久が無比流、浅山一伝流、兼相流等諸術を総じて創設しました。身体操法の振り返りにより、日本古来のエッセンスを身につけ、実生活での向上を目指しています。