「兼相先生の思い出」より~
武石兼相先生は茨城県水戸市勝田村の方で、明治四十一年より日暮里にて道場を開き、次に蒲田駅の南側に道場を建てられました。(中略)昭和二十年に道場開散、平塚市にて松道流松武館として兼相流を受け継いでおります。(中略)
兼相先生の一番尊敬して居られた方は無比流十世 小松崎兵庫業求 先生でした。
兼相先生の小さい頃、この方の果し合いを木のかげにかくれて見ていたそうです。小松崎先生は座布団を頭上にしばり川原で刀を持った男と相対し、小松崎先生は杖。双方のするどい気合がかかった時は相手は血へどを吐いて絶命。兼相先生はそれを見て震えが止まらなかったそうです。(以降、略)
1988年11月
松本 貢兼久
松道流 護身武道 松栄館
当流HPをご覧いただき、ありがとうございます。 当流は昭和18年、旧水戸藩士・武石謙太郎兼相居士の弟子・松本貢兼久が無比流、浅山一伝流、兼相流等諸術を総じて創設しました。身体操法の振り返りにより、日本古来のエッセンスを身につけ、実生活での向上を目指しています。
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